■整備事業経営対策WG会議における自動車整備事業活性化方策
<事例 ~5~>長崎県自動車整備商工組合 (長崎県自動車整備振興会 女性部会)
令和元年10月16日(水)
長崎整振 女性部会主催「女性の集い」
<研修会の趣旨>
整商連では、「自動車整備事業の活性化方策」の一環で、令和元年10月16日(水)に開催された長崎整振女性部会主催の「女性の集い」を取材した。
山形県酒田支部女性部会の活動がきっかけで発足し、交流を続けている長崎県自動車整備振興会女性部会主催の「女性の集い」が開催されることから、自動車整備事業活性化方策の成功事例として取材した。
令和元年10月16日(水)
長崎整振 女性部会主催「女性の集い」
<研修会の趣旨>
整商連では、「自動車整備事業の活性化方策」の一環で、令和元年10月16日(水)に開催された長崎整振女性部会主催の「女性の集い」を取材した。
山形県酒田支部女性部会の活動がきっかけで発足し、交流を続けている長崎県自動車整備振興会女性部会主催の「女性の集い」が開催されることから、自動車整備事業活性化方策の成功事例として取材した。
<会場風景>
川上長崎整振会長のご挨拶
猪口女性部会長のご挨拶
白駒 妃登美 氏によるセミナー
<懇親会風景>
松尾長崎整振副会長による乾杯
支部出し物 じゃんけんによるグッズ争奪戦
支部出し物 「のんのこ諫早踊り」てんけん教室ののぼり旗で作成した法被を着用
支部出し物
支部出し物 (一番右側は川上長崎整振会長)
<ヒアリング内容>
女性部会発足の経緯や目的など
H20.3/4「女性の集い 設立総会」~資料より~
自動車整備業界も時代の流れに伴う変遷が急速に押し寄せてきている。
少子高齢化に伴う人口減少、男子若者の自動車離れ、車齢の長期化等。
そのような中、女性中心のコンパクトカーや軽自動車保有台数が伸張。一般的に女性は車検だけは実施するが、機械に弱いことから点検整備やカスタマイズに関心を持たないと言われている。つまり、女性の法定点検及び一般整備実施率が低いことから、女性客を新しく開発し女性集客率のアップを図ることを目的とする。
自動車整備業界も時代の流れに伴う変遷が急速に押し寄せてきている。
少子高齢化に伴う人口減少、男子若者の自動車離れ、車齢の長期化等。
そのような中、女性中心のコンパクトカーや軽自動車保有台数が伸張。一般的に女性は車検だけは実施するが、機械に弱いことから点検整備やカスタマイズに関心を持たないと言われている。つまり、女性の法定点検及び一般整備実施率が低いことから、女性客を新しく開発し女性集客率のアップを図ることを目的とする。
- (1)各支部女性との交流による親睦とリラックスをはかる。
- (2)各支部女性との連携協調を深めて友人としての輪を広げニュースを交換する。
- (3)事業所の一員として経営・運営に女性としての立場からアドバイスを提供する。
- (4)女性の優れた一面である、笑顔と優しさを通してお客さんに安心感を抱いてもらう。特に顧客接客についてはマナー向上を目指す。
- (5)女性心理を尊重した入庫促進事業方策と女性が立ち入りやすい整備工場のイメージアップを図る。
女性部会活動(定例会)の開催規模、頻度について
長崎県 年2回 女性部推進委員会(各支部代表会議)10名/「女性の集い」約60名
支部 年1回(講習会、メーカー工場見学、点検教室への参加協力、地域イベントへの参加)
~年3回(例会、意見交換会)10~20名
支部 年1回(講習会、メーカー工場見学、点検教室への参加協力、地域イベントへの参加)
~年3回(例会、意見交換会)10~20名
女性部会における特徴的な活動や特色のあるイベントについて
- 店舗掲示品作成教室「クリスマスリース」「ハーバリウム」「ポップセミナー」
- 地域交流(広報活動)「のんのこ諫早祭り」への参加。てんけん君の着ぐるみと共にてんけん君をプリントしたハッピを着用しアーケードやステージで踊りを披露。アナウンス「愛車の車検点検整備は町の整備工場へ」2日間10万人規模秋祭り
- 高齢者運転による交通事故の多発に伴い「認知症の理解について」講習会 講師:長崎県(福祉保健部長寿社会課)→参加者の声:車検整備等受付を女性スタッフが行った際、些細な変化を感じご家族へ相談。
女性部会への参加によって直接的・間接的に所属事業場の入庫促進や職場の活性化につながった事例について
- 顧客が出先で車輌の不具合が発生した際、女性部会で顔見知りとなった地域外の工場へ整備要請を行った。
今回の研修内容に「江戸の商人に学ぶ“商売繁盛”の極意」がテーマとしてありますが、過去に同様な「入庫促進」をテーマとした実績について
- H22.11月「商家における女性の役割」講師:伊豆美佐子氏(女性も名刺を活用し家業をPR・商売人は体が資本・水鳥のような努力)
- H26.11月「好事例セミナー」講師:㈱よしおか自動車 吉岡晃氏(同業者からのアドバイス→季節に応じた挨拶状・女性も整備技術を勉強した上で女性客への対応を推進・LINE活用)
過去の開催・運営のなかで、失敗例について、また、開催・運営において心掛けている点や注意している事柄などについて
- 毎年同じ方が参加(協力)されている傾向有り
- 開催時期については、秋の点検促進期間に開催される「点検教室」へ女性部員が参加している為、「女性の集い」を10月~11月に開催し活動報告を行う。(12月開催は不評)経理を担当されている方が多いことから、繁忙時期の月や週の始め、月末週末を避け開催。
女性部会の参加者の意識や、参加者の年齢構成などに変化について
- 年齢構成→20歳代から70歳代が活動中。子育て世代20歳~30歳代比較的少数(土日祝、学校行事参加) 50歳~60歳代が中心となって活動を行っている。
女性部会の活動における課題や今後取組んでみたいテーマについて
- 長崎県の女性は男性社長を支える側
- 電気自動車等車両の高度化についていけるかが心配
- 事業継承問題
- 新規開拓が難しい
- 現在の事業を継続していけるかが心配(維持で精一杯)
- 車検整備の低下価格化により利益が出ない
以 上