■本制度による融資内容
■貸付対象者
●自動車分解整備事業者で商工組合等の組合員であり、この資金に出捐する方。

■貸付の対象となる資金

設備資金
●指定の取得に必要な機器
●整備技術および生産性向上に必要な機器
●人材の確保・養成に必要な設備機器
●作業場の環境改善施設
●工場、事務所等建物
●工場及び整備関係事務所の新設又は増改築に伴い取得する土地

運転資金
●自動車整備事業に関する運転資金

■貸付限度額

設備資金(次のいずれかの低い額)
●出捐額の20倍以内
●5,000万円

運転資金(次のいずれかの低い額)
●出捐額の20倍以内
●1,000万円
●年間整備総売上の4/12以内

複数の事業場を持つ企業や協業・協同組合に貸出す場合
●出捐額の20倍以内なら 事業場数×5,000万円(運転資金のみの場合は1,000万円)まで融資可能です。
●協業・協同組合の場合は、組合工場で使用する目的なら組合員の出捐分も合算できます。

反復融資について

設備資金
●ひとつの貸付の返済が終了するまでは、次をお貸しできません。
ただし、第一回目の借入額が限度額に満たなかった時は、限度額までの差額を再融資可能です。
運転資金
●限度額以内であれば繰返し何回でも融資します。
(1,000万円借入れし、以後返済がすすんだ場合、限度額以内で引き続きお貸しできます。)

出捐金100万円の場合
融資限度額=100万円×20倍=2,000万円
●500万円を運転資金として借入れた時、設備資金の限度額は、差額の1,500万円です。
●1,200万円を設備資金として借入れた時、あと800万円まで設備資金として借入れできます。

■貸付期間および返済方法
●設備資金 7年以内 (うち据置期間1年以内)
●運転資金 3年以内 (うち据置期間4か月以内)
●返済方法 2か月毎に元金均等返済

■利子補給
●対象 設備資金
●利子補給率
年2%か「(長期プライムレート+0.5%)×2÷3」の何れか低い利率(下記参照)

長期プライムレート/年 利子補給率/年
2.5%以上 2.00%
2.0% 1.66%
1.9% 1.60%
1.8% 1.53%
1.7% 1.45%
1.6% 1.35%

■連帯保証人・担保
●連帯保証人 原則2名以上
●担保 必要により設定

■商工組合等の貸付取扱手数料
●年1%以内(貸付残高に対する年率で各商工組合等毎に1%以内で決定。)

■自動車整備近代化資金の概要(平成31年3月末現在)

国庫補助金 0億円    
民間出捐金 0億円 資金造成額 154.6億円
資金残高 0億円    


●実績(昭和58年度~平成29年度)

通算融資実績 18,515件 2,056億円
利子補給総額 120.1億円  


●事業実績等の推移

年度 昭和58年 平成5年 平成10年 平成15年 平成22年 平成29年 平成30年
債務保証 件 数 739 615 520 371 305
金 額 6,200 6,892 6,892 4,239 3,258
利子補給額 0 271 850 391 168 3 0
運 用 益 7 107 48 15 24 0.2 0
資金残高(年度末) 2,000 2,982 5,428 5,394 3,462 1,561 0
保証債務残高(年度末) 6,184 15,880 41,158 21,607 10,330 0 0
注1)金額は単位:百万円。
注2)資金残高は国庫補助金残高と民間出捐金残高の合計金額。